家賃の平均
名古屋市内でのお話になりますが、築20年以内、駐車場1台、管理費を込んだ平均家賃は96,000円(CHINTAI~名古屋の2LDKの家賃相場情報~より独自に算出した金額)です。
仮に2LDKの面積を60㎡だとすると96,000÷60=1,600円/㎡・月になります。
これをもとに3LDK・70㎡だと112,000円、4LDK・90㎡だと144,000円なります。
まぁそれくらいの金額ではないでしょうか。
家族構成によって賃貸住宅は住み替えができますが、頭金が溜まるまでか、お子さんの成長タイミングになるかは分かりませんが、家を建てるまでの間、毎月支払う金額になります。
家賃を借入れ金額に換算
仮に2LDKに35年間住み続けるとしましょう。
96,000円×12カ月×35年間=4,032万円です。
この金額を、35年ローンで支払った金額として元金を逆算します。
その間の金利を仮に1.0%とすると、元金3,400万円になります(金利で支払った分が632万円ですね)こう考えると、2LDKの家を土地と合わせて3,400万円で買ったことと同じに見立てる事ができます。
ちなみに金利を0.5%で借りると元金3,700万円になります。
この計算で、将来的に3LDKや4LDKに引っ越した場合の家賃を、借入れ金額に換算すると4千数百万になるのがわかります。
家賃はいつまで払うのか
家賃から借入れ金額に換算すると、住む場所を確保するのに必要な金額が見えてきますね。
問題はここからです。
先ほどの計算は35年間でした。
つまり家賃でしたら36年目以降も払い続けるのです。
亡くなるまでずっと・・・です。
年金生活になって家賃を払い続けるためには、それ相応の貯金がないといけません。
もし先ほどの2LDKに30歳の方が85歳まで毎月96,000円を払い続けると総額なんと6,336万円にもなります。
1%で逆算すると5,344万円の元金です。
一方、住宅ローンの場合、35年間払い終えたその後は、固定資産税と維持費用だけです。
後でメンテナンスのかかる家を建ててしまったら大変ですから気をつけましょう。
家の値段
家を建てずとも、数十年にわたって結構なお金が出ていくんだなと思っていただけたかと思います。
今後、家を建てるとすれば少なくとも今の賃貸暮らしよりは面積は増えるでしょうし、温度環境でも快適な暮らしに変わると思います。
家を建てる土地がすでにあるという方は、今の家賃より安くなる可能性はありますが、土地から手に入れなければならない方は高くなると思った方が良いでしょう。
賃貸と持ち家の金額を考える時には一生涯でいくら必要か?を考えることが重要です。
初めての家づくりのために勉強会を開催しています
「いつかマイホームを…」そう考えているあなたへ。夢の実現に向けて、まずは情報収集から始めてみませんか?
夢工房キッチンくらぶでは、これから家づくりを始める方を対象に「家づくり勉強会」を定期的に開催しています。家づくりの基礎知識から、資金計画、土地探し、間取りの決め方まで、プロがわかりやすく解説します。
個別での質疑も可能ですので疑問点をその場で解決できます。理想の住まいを実現するために、一緒に学び、夢を形にしていきましょう。
夢工房キッチンくらぶは名古屋市を中心に、日進市、尾張旭市、春日井市、長久手市、瀬戸市、あま市、小牧市、稲沢市、一宮市、東郷町、みよし市、海部郡飛島村、知多郡阿久比町、半田市、津島市、大府市など愛知県で注文住宅、新築一戸建ての設計・施工を手掛けています。お気軽にご相談ください。
この記事の執筆者
小浦義一 こうらよしいち
Website
名古屋市の建築会社 夢工房キッチンくらぶ代表 1971年生まれ。
大工にてキャリアをスタートし大手ハウスメーカー設計の住宅を数多く手掛ける。
図面に忠実に、そして技術的に無駄が無い。ことを心情とし建築家設計の難解な住宅の施工も担う。手掛けた案件が新建築に掲載された実績もあり。
会社設立後は全てのお客様の図面、線一本にも責任を持つことを掲げ、一棟一棟、熟練の職人とともに年間受注棟数を限定しながら、高断熱・高気密・高耐震、そして自然素材を主とした健康で安心して永く住み続けられる住みやすい住宅を提供している。
主な資格は、二級建築士、住宅断熱アドバイザー、住宅断熱施工技術者、第二種電気工事士 宅地建物取引士 など
コメント